2026.05.29
伝わるデザインの基本原則③ 情報は“まとまり”で伝える(グループ化)
資料やスライドを見ていて、「読めば分かるけど、なんとなく分かりにくい」「情報が頭に入ってこない」と感じることはないでしょうか。その原因の多くは、内容ではなく
情報のまとまりが設計されていないこと
にあります。
人は“近いもの同士”をひとつに見る
人は、すべての情報を丁寧に読んで理解しているわけではありません。
無意識のうちに
近くにあるものを「同じグループ」として認識
しています。これは「接近の効果」と呼ばれる基本原則です。
なぜグループ化が重要なのか
例えばスライドの例のように、
同じ「辻堂」と「茅ヶ崎」の説明でも、
- 情報がバラバラに配置されている状態
- まとまりごとに整理されている状態
では、理解のしやすさが大きく変わります。

内容が同じでも、伝わり方が変わる

グループ化の基本ポイント
グループ化のポイントは、決して難しいものではありません。
意識すべきことは、次の3つです。
❶ 関係のある情報は近づけて配置
人は近くにあるものを自然とひとまとまりとして認識するため、関連する情報同士は必ずセットで見せることが重要です。
❷ 関係のない情報は意図的に離す
すべての情報を均等に並べてしまうと、どこまでが同じ内容なのか分かりにくくなってしまいます。情報の区切りを明確にすることで、理解しやすさが大きく向上します。
❸ 余白を使ってグループを区切る
余白は単なる空きスペースではなく、「ここで内容が分かれている」というメッセージになります。適切に余白を取ることで、情報のまとまりがより明確になります。

まとめ
グループ化とは
情報を意味の単位で整理すること
です。そして
まとまりがある=分かりやすい
になります。
次回予告
次回は
「揃える(整列)」をテーマに、
・なぜ揃っていると見やすいのか
・“きれい”に見える理由とは何か
を解説します。
一覧を見る